2015.03.31.(火)



人間の内側で,働きかけて下さっている神の霊は,

内側から出る息吹(吐息)と息吹による声と指示内容を伴って,

外へ向かって流れ出し,周囲の人々へ働きかけてもいる.

神の霊の働きかけと,口からの息吹と,言葉の指示内容が

“同流” している.

言葉を大切にしたい. いのちを豊かにする言葉をと,お祈りさせられます.

その例として次の聖句が思い起こされます.



《エゼキエル書 37:1-10》

1 主の御手が私の上にあり,主の霊によって,私は連れ出され,

谷間の真中に置かれた.そこには骨が満ちていた.

2 主は私にその上をあちらこちらと行き巡らせた. なんと,

その谷間には非常に多くの骨があり,ひどく干からびていた.

3 主は私に仰せられた. 「人の子よ.これらの骨は生き返ることができようか.」

私は答えた.「神,主よ.あなたがご存じです.」

4 主は私に仰せられた. 「これらの骨に預言して言え.干からびた骨よ.

主のことばを聞け.

5 神である主はこれらの骨にこう仰せられる. 見よ.わたしがおまえたちの中に

息を吹き入れるので, おまえたちは生き返る.

6 わたしがおまえたちに筋をつけ,肉を生じさせ,皮膚でおおい,

おまえたちの中に息を与え,おまえたちが生き返るとき,

おまえたちはわたしが主であることを知ろう.」

7 私は,命じられたように預言した. 私が預言していると,音がした.

なんと,大きなとどろき.すると,骨と骨とが互いにつながった.

8 私が見ていると,なんと,その上に筋がつき,肉が生じ,

皮膚がその上をすっかりおおった. しかし,その中に息はなかった.

9 そのとき,主は仰せられた.

「息に預言せよ.人の子よ.預言してその息に言え. 神である主はこう仰せられる.

息よ.四方から吹いて来い. この殺された者たちに吹きつけて,彼らを生き返らせよ.」

10 私が命じられたとおりに預言すると, 息が彼らの中にはいった.

そして彼らは生き返り,自分の足で立ち上がった. 非常に多くの集団であった.



《ヨハネ 20:21-23》

21 イエスはもう一度,彼らに言われた.

「平安があなたがたにあるように.父がわたしを遣わしたように,

わたしもあなたがたを遣わします.」

22 そして,こう言われると,彼らに息を吹きかけて言われた.

「聖霊を受けなさい.

23 あなたがたがだれかの罪を赦すなら,

その人の罪は赦され, あなたがたがだれかの罪をそのまま残すなら,

それはそのまま残ります.」



NT福音書のギリシャ語のコイネーには, ヘブライ語あるいはアラム語の

修辞法で,ギリシャ語の単語を連ねるような形が,見受けられる.

ここで「息を吹きかけ」る行為を伴って,言葉を「言った」と 理解することが

より適切であると思われる.

ヘブライ語の発音は子音中心である.それに基づいて,強く口から息を噴出し,

それが弟子たちに吹き付ける程度の強さ である様子を示していることが考えられる.

そして息吹による発語の指示内容が 「聖霊を受けなさい」であったことを伝えている.

人間の内側にある神の霊が, 内側から出る息吹と息吹による子音語の指示内容を通して,

外へ向かって流れ出し, 周囲の弟子たちへ働きかけている様子を 伝えている.



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