2015.05.07.(木)

《聖書・申命記 8章2節-4節》

2 あなたの神,主が,この四十年の間,

荒野であなたを歩ませられた全行程を覚えていなければならない.

それは,あなたを苦しめて,あなたを試み,

あなたがその命令を守るかどうか,

あなたの心のうちにあるものを知るためであった.

3 それで主は,あなたを苦しめ,飢えさせて,

あなたも知らず,あなたの先祖たちも知らなかったマナを食べさせられた.

それは,人はパンだけで生きるのではない,

人は主の口から出るすべてのもので生きる,ということを,

あなたにわからせるためであった.

4 この四十年の間,あなたの着物はすり切れず,

あなたの足は,はれなかった.

5 あなたは,人がその子を訓練するように,

あなたの神,主があなたを訓練されることを,

知らなければならない.



神・主はエジプトを出たイスラエルをシナイ半島の中の荒野へ導かれた.

荒野は岩石砂漠の恐ろしい場所であった.

彼らのいのちを支える何物もない.

彼らの能力や労力では,農業を営んでいのちを支える食料や水やその他の何かを得ることができない.

彼らの持っている能力では,いのちを支えることができない.

いのちを支える必要のすべてが欠乏した貧しい状態です.

それは,アダムとエバが善悪の知識の木の実を食べたことにより,

神・主から注がれていた恵みの全てを失って「裸」の状態となり

「死」が入った時と同じ状態です.

神・主は,イスラエルに,その「裸」の本来の姿とともに,

堕落以前の神・主との関係を得させようとされている.

そして初めのいのち豊かな繁栄と祝福の宣言を成就しようとされている.



なぜイェス様が「心の貧しい者は幸いです.」と仰せられているのか.

答えはここにあるのではないかと思います.

このことから,私は,助けるもののいない,そして自分の内にも助けとなるもののない状態は,

神・主に立ち返り,神・主の御言葉によって,

新たないのちの営みを切り開いていく機会であることを学ばされます.

自分の能力ではどうすることもできない現状は,

新たないのちへのノウハウを獲得するチャンスなのだと思います.



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